光束夜

cazco2007-02-01

光束夜の金子寿徳さんが亡くなったそうです。享年48歳、急死だそうです。



彼というか光束夜を初めて見たのは、2000年か2001年頃の吉祥寺STAR PINE'S CAFE。共演はCHE-SHIZUMAHER SHALAL HASH BAZ。G-MODERN系の雑誌のレビューでしか知らなかった私は、もっと漆黒のハウリングギターによる文学的アングラロックを想像していたのですけど、意外に(決して上手ではないですけど)歌なんか歌っちゃったりして、ギターはもこもこちーんな感じでしたけどきちんと旋律を奏で、実際はイメージと違って普通のロックバンドなんだなーと妙に納得してしまったのを覚えています。


最期に見たのは去年の暮れの新宿JAM工藤冬里さんと高橋朝さんによるトリオでした。この日は、登場からもうふらふらしてて、ピックを持つ腕も震えてるので、本当にこの人は大丈夫なのかなーと思って見ていましたが、歌も演奏もメタメタ格好良くて、『やっぱり変な人なんだなー』位にしか思ってませんでした。



この頃の光束夜のサイトのトップに、工藤冬里さんによるコメントが添えられていて、「彼はもう長くは生きられないだろう」というような一文だけが書いてありました。


同じ時代を生きて、同じ空間を共有してきた彼だからこそ、何か感じるものがあったのでしょうか。


兎にも角にもご冥福をお祈りします。『光束夜 / 1979年ファースト・ライブ』を聴きながら寝ます。。。